田畑クリニックについて

当院（前：田畑内科胃腸科）は、父である先代院長が1993年に東大宮の地に開院し、以後20年間にわたって診療を行ってきました。2013年、院長の急逝のため閉院となりましたが、2021年10月、一般内科・糖尿病内科・生活習慣病の診療を中心としたクリニックとして、継承開業させていただきました。

“病気の予防”を重視した診療

開業するまでは、都内の大学病院やその関連病院において、主に専門である糖尿病をはじめ、肥満、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の診療に携わってきました。

生活習慣病の発症には、遺伝的な要因だけでなく、食べすぎや運動不足など、不摂生なライフスタイルが深く関わっています。当院では、病気を診断・治療するだけではなく、食生活や運動習慣などのライフスタイルを改善するためのサポートを積極的に行い、“病気の予防”を重視した診療を行っています。

アスリートやスポーツ愛好家の方へメディカルサポート

また当院では、アスリートやスポーツ愛好家の方への内科的なメディカルサポートも行なっています。適度な運動は健康増進や疾病予防において有用ですが、日頃から激しいトレーニングをしているアスリートでは、スポーツに伴う内科的な障害をきたす場合があります。

鉄欠乏性貧血、運動誘発性喘息、運動に伴う腹部症状、オーバートレーニングなどのほか、特に持久系種目の女子アスリートではエネルギー不足を背景とした無月経や骨粗鬆症・疲労骨折などを来すことがしばしばあり、栄養面や精神面のサポートも必要な場合も少なくありません。

日本陸上競技連盟や全日本スキー連盟のドクターとしての経験を活かし、アスリートの診療やアンチ・ドーピング等に関する相談にも対応しています。

田畑クリニックを開業をした理由

大学病院の医局に所属し、勤務医として仕事をしていると、外来や病棟では、様々な基礎疾患を有する、専門性の高い症例を経験できますし、最先端の治療法や高度な医療に触れることができるなどのメリットがあります。

また、研究をしやすい環境や、学会参加や国際大会の帯同などがある場合に、スケジュール調整しやすいという利点もありました。

一方、大学病院や医局特有の上下関係・人間関係の複雑さ、また臨床以外の業務、オンコール、当直業務など、本来自分が望まない仕事に時間を奪われてしまう状況があることも事実です。

個人的には、十数年の勤務医時代に、各種専門医の取得、臨床研究・論文執筆、スポーツ医としての活動など、多くの経験をさせていただきましたが、これから先の医師としての生き方を考えたときに、地元で開業し、今までよりも自由度の高い環境で、これまでの知識や経験を活かしながら、地域に根ざした診療を行なっていく方が、自分自身に合っているのではないかという結論に至りました。

また、2021年の東京オリンピック・パランピックにおいて、選手村診療所の内科のチーフドクターとして携われた経験も、スポーツドクターの活動に一区切りをつけるための良い転機となりました。

イントロンの開業サポートについて

クリニックを開業するにあたり、父の時代からご縁のあったイントロン様に、開業サポートをお願いすることとなりました。

私自身、開業のノウハウが全くなかったうえ、コロナ禍での開業となり、不安要素もたくさんありましたが、イントロンの担当者の皆様は、とても人柄が良く、何でも質問・相談しやすい雰囲気で、事業計画の策定から始まり、資金調達のご支援や、医療機器の選定、求人・採用、開業時の各種手続きなど、開業に至るまで、あらゆるプロセスにおいて、丁寧にサポートいただき、心から感謝しております。

田畑クリニックの特徴・強み『メディカルフィットネス』

当院の一番の特徴は、「メディカルフィットネス」に力を入れていることだと思います。

最先端のフィットネス機器を導入した運動療法

クリニック内の２つのリハビリ室には、パワープレート、テクノジム社のトレッドミルとエルゴーメーター、TotalGym社のエンコンパスなど、最先端のフィットネス機器を導入しており、運動指導士の監視、指導のもと、運動療法を実施しています。

糖尿病、肥満、高血圧などの生活習慣病の患者様や、ロコモティブ症候群、サルコペニア、骨粗鬆症などに伴う身体機能の低下でお困りのご高齢の患者様などを対象に、体組成、体力レベル、運動器の状態、心血管リスクなどを評価したうえで、医学的に有効で、安全で、サステナブルな運動メニューを提供しています。

運動の効果を「見える化」し、定期的にフィードバックを行うことで、疾患の予防や治療のための身体活動・スポーツの重要性や有効性をご理解いただくだけでなく、スポーツで体を動かすことの気持ちよさや楽しさを知っていただけるような指導を心がけています。