img

貧血

薬&健康情報

貧血とは、酸素を供給する働きをもつ血液中の赤血球や、その中に含まれるヘモグロビンが減少し、体が酸素不足になります。血中のヘモグロビンの数値が男性は13.0g/dl以下、女性は12.0g/dl以下になると、貧血と診断されます。体が酸素不足になると、動悸、息切れ、倦怠感、頭痛、爪の異常などさまざまな症状が起こります。とくに女性に多く、10人に1人が貧血ともいわれています。

つかれやすい、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、顔面蒼白、耳鳴りなどさまざまな症状が起こります。しかし、緩やかに進行すると自覚症状を伴わないこともあります。

日常生活から考えられる貧血の原因
1. 偏食やダイエットによる良質なタンパク質、鉄分、ビタミン不足
2. 妊娠、出産、授乳による母体の鉄分不足
3. 生理による出血
4. 継続的な出血と疾患が原因となる貧血

【貧血対処法】
1.食生活の改善
貧血の多くは、偏った食生活が原因です。たんぱく質、鉄分、鉄分の吸収を助けるビタミンCを中心に、バランスの良い食生活を心がけましょう。また、鉄製の鍋やフライパンを使うことも、鉄分補給の助けになります。

2.市販薬やサプリメントを使う
一人暮らしをしていたり、仕事などで忙しい毎日を送っていると、食事だけでは必要な栄養素が摂れていない人が多いです。そんなときは、市販の鉄剤やビタミン剤、サプリメントの助けを借りることも一つの方法です。

3.病院を受診する
貧血が続いく場合、主治医や内科医の診察を受けましょう。女性は婦人科も受診の対象になります。また、男性は女性に比べて貧血を起こしにくい体質にも関わらず、貧血が続くようなときは、痔による出血などの疾患の二次的症状や、重篤な疾患が考えられますので、早急に受診しましょう。