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突発性発疹

薬&健康情報

突発性発疹とは、お母さんからもらった免疫が弱くなってくる生後4か月~12か月頃に突然38度~40度の高熱が3~4日続き、熱が下がるとともに発疹が全身に出ます。

発疹は2~3㎜から1㎝程の赤い発疹でかゆみはなく、3~4日で治ります。
熱が高いわりに元気良いことが多いですが、ときには熱性けいれんや、まれに脳炎を起こすことがあるので注意が必要です。

突発性発疹に季節性はなく、ほとんどの子どもがかかりますが、典型的な熱や発疹などの症状が出ない場合や下痢症状を伴う場合もあります。

原因はヒトヘルペスウイルス6型及び7型による感染症です。唾液の中のウイルスを通じてうつります。

特別な予防法や治療法はなく、症状に応じた治療を行います。
水分補給をしっかり行い、衣類、部屋の環境に気をつけ安静を保ちましょう。

・ 水分補給
熱が高いときは脱水症状にならないようまめに水分補給を行う。

・ 部屋の環境
室温は暑すぎたり、寒すぎたりしないよう気を付けましょう。
室温は秋から冬にかけては20度前後、夏は26度~28度くらいが適温と言われますが、基本的に大人が快適と感じる室温が良いでしょう。

はじめは高い熱がでるだけなので突発性発疹か分かりませんので、しっかり状態を観察し早めに医療機関を受診しましょう。