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毎月30日は「EPAの日」

薬&健康情報

肉中心の食生活を送る現代人に、「肉(29)」を食べた次の日(30)は魚を食べ、
「EPAを取り入れたバランスのよい食生活をしましょう」という思いから、
毎月30日は「EPAの日」に認定されました。

EPAとは
魚に多く含まれる「エイコサペンタエン酸」の略称です。
イワシ・サンマ・アジなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸の一つで、
体内ではほとんど作ることができない「必須脂肪酸」の一種です。

EPAには中性脂肪を減らしたり、血液を固まりにくくしたりする効果があり、
心臓病・脳梗塞・動脈硬化などを予防する働きがあることがわかっています。

イヌイットは野菜をほとんど食べず、アザラシなどの肉を主食としていますが、
肉中心の食生活をしているヨーロッパ人よりも、心筋梗塞で亡くなる人が非常に少ないです。

この理由に、イヌイットの血液中に含まれるEPAはヨーロッパ人と比べてとても多く、
アザラシが主食としている青魚に由来していることがわかっています。

魚には良質なたんぱく質やカルシウムなど、多くの栄養素も含まれているため、
日頃から健康維持のために、魚食を心がけることをおすすめします。