img

歯と口の健康週間

薬&健康情報

6月4 ~ 10日は歯と口の健康週間です。

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している健康週間で、歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発させるとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。

普及啓発活動の一環として、日本歯科医師会と日本歯磨工業会が共同でポスターを作成して配布している他、新聞への啓発広告掲載、テレビCMの放映等を行なっています。

80歳以上の日本人の平均歯数は13.9本で、20本以上の歯を維持している人の割合は38.3%となっています。健康的な食生活を維持するためには、20本以上の歯を維持することが推奨されており、日本人の平均寿命が延びる一方で、歯の寿命も延ばすことが課題となっています。

日本人の歯を失う最大の原因は歯周病です。歯周病は、歯を支えている歯肉やあごの骨が徐々に破壊され、放置していると歯がぐらぐらになって抜歯を余儀なくされます。

歯周病は生活習慣病などの影響により発症や悪化につながるので、生活習慣(食生活・睡眠・ストレス)の改善によって予防することができます。

自身で歯を健康に保つには以下のポイントが大切です。

・ 栄養バランスのとれた規則正しい食事を心がける
・ よく噛んで食べる
・ 食後20分以内に歯を磨く
・ 定期的に歯石を除去する
・ 虫歯を放置せずに治療する

上記のポイントに気を付け、定期的な歯科検診を受診し、歯と口を健康に保ちましょう。