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便秘の改善には!

薬&健康情報

便通は毎日あることが健康な状態です。
3日以上なかったり、便が硬い、量が少なく残便感があったりする状態を便秘と言います。排便が困難になるほか、腹痛、腹部膨満感、食欲不振などの症状も現れます。

日本人女性の半数以上に便秘の症状がみられるといわれます。男性に比べ、女性が便秘になりやすい理由は、いくつかあります。

1. 男性と比べ腹筋が弱く、大腸が便を送り出す力が弱い。

2. 女性ホルモンのひとつである「黄体ホルモン」がからだに水分や塩分をためこむように指示を出し、大腸の腸壁から便の水分が吸収されて便が硬くなる。また、「黄体ホルモン」は妊娠したときに、流産しないように子宮筋の収縮を抑制するはたらきもあり、それが腸にも影響してぜん動運動を低下させる。特に「黄体ホルモン」が多く分泌される月経の前や妊娠初期には便秘になりやすい。

3. ダイエットの為、食事量を減らすことで、食物繊維や水分、脂肪分を減らすことになり、ぜん動運動などにも影響がおよび、便が硬くなり排出されにくくなる。

4. 忙しさや人前での恥ずかしさのためにトイレを我慢することも多く、旅行など環境の変化によるストレスの影響も受けやすい。

便秘は生活習慣の見直しで解消することができます。

1. 朝食を取る
朝食を取ることで腸の働きが活発になります。

2. 食物繊維と乳酸菌を取る
食物繊維は水分を吸収して便を軟らかくしたり、便のかさを増やし、腸を刺激し蠕動運動を活発にします。乳酸菌は善玉菌の代表で、善玉菌を増やして腸内環境を整えます。

3. 十分な水分補給
水分が不足していると便が硬くなり、便のかさが少なくなり、腸内を移動しにくくなります。

4. 運動
運動は自律神経をリセットして腸の働きを整える効果や、ストレスをコントロールする効果があります。

自分に合った方法を見つけ便秘を解消しましょう。