冷え症
薬&健康情報
冷え症は外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚があるときに冷え症と呼びます。
夏なのにからだが冷えている、からだが冷たいと感じている症状などもそうです。
からだの中から冷える為、少しからだを動かしたくらいではなかなか温まらないのです。
冷え症は、本来はたらくべき体温調節がうまく機能していない状態です。
冷えは「万病のモト」というくらい、放置しておくと頭痛、腰痛、肩こり、生理不順、肌荒れなどさまざまなからだの不調を引き起こすといわれていています。
高血圧の人は冷えから急に血圧上昇すると危険です。日頃から予防を心がけることは健康維持につながります。
予防には以下の方法があります。
1.からだを温め、血行をよくする食事をとる。
ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB1、パントテン酸、良質のたんぱく質などを積極的にとる。
2.生活習慣を改善する。
・入浴(熱めのお湯にさっと入るのではなく、38度~40度くらいのぬるめの湯にゆっくりつかる方がからだの中からじっくりと温まる。)
・頭寒足熱を心かける(下半身を厚着にし、上半身は首回り以外、比較的薄着を心がける。)
・無理なダイエットをしないようにする。
・血液の循環を悪くするたばこは控える。
・規則正しい生活をして、十分な睡眠をとり、ストレスをためないようにする。
・ 血液の流れをよくするため、からだを締めつけない衣服、靴にする。
3.筋肉量をアップさせる。
・1日30分以上歩く。
・脚には一般的に全身の約7割の筋肉が集中しているので、特に下半身を動かすストレッチやスクワット運動などの筋肉トレーニング。
・適度な運動は筋肉量アップとともに、自律神経の機能を高める効果があるので習慣にする。
予防を行い冷え症を改善しましょう。