脳卒中週間

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米国では「脳卒中月間(Stroke Awareness Month)」が、英国では「脳卒中週間(Stroke Awareness Week)」が設定され、毎年特定の期間に集中的に啓発活動が行われています。日本では脳卒中に関して集中的な啓発活動がおこなわれていなかったことから、日本脳卒中協会は、脳卒中に関する知識を広め、理解を深めることを目的に、毎年5月25日から31日を脳卒中週間と定め、啓発活動をおこなっています。

脳卒中は日本人の三大死因のうちの1つです。多くの方が脳卒中になることを心配し、発症後遺症に悩む患者・家族が多いです。寝たきり老人の3割、要介護者の2割を脳卒中患者が占めており、社会的負荷の極めて大きな疾患となっています。

脳卒中の危険因子に高血圧や糖尿病などがありますが、日本脳卒中協会の調査では、6割の方は脳卒中の危険因子を正しく理解しておらず、脳卒中に関する知識も乏しいのが実情です。

生活習慣病が脳卒中を引き起こす原因となっていることから、高血圧、糖尿病、不整脈、高コレステロール血症などの生活習慣病対策が大変重要です。

禁煙、適度な飲酒、適度な運動を心がけ、塩分、脂肪分のとりすぎに注意しましょう。
日本脳卒中協会から脳卒中予防十カ条がでているので参考にしてみてください。

1.手始めに「高血圧から」治しましょう
2.「糖尿病」放っておいたら悔い残る
3.「不整脈」見つかり次第すぐ受診
4.予防には「たばこ」を止める意志を持て
5.「アルコール」控えめは薬過ぎれば毒
6.高すぎる「コレステロール」も見逃すな
7.お食事の「塩分・脂肪」控えめに
8.体力に合った「運動」続けよう
9.万病の引き金になる「太りすぎ」
10.「脳卒中」起きたらすぐに病院へ